こんにちは BFNです。
本日、時計修理技能士2級検定実技勉強会 初日。
参加者3名とも、ほぼ9ヶ月ぶりなので
CAL(キャリバー)2000番台の時計でリハビリです。
こいつは3針クォーツ時計の一番単純な構造のもので
比較的部品も本体も安く手に入ります。
我が社の実技指導では、本番に使う時計の前に
CAL2000番のモジュールを使って、基本動作を学びます。
3級は・・電池交換とバンド付けなんで、特に勉強はしません。
というか受けません。 いきなり2級からです。
具体的には
・ドライバーの削り方とネジの回し方
・時計部品の最低構成と説明
・各種工具(剣抜き、針刺し、注油器、裏蓋外し、洗浄かごなど)の使い方
・各種測定器(歩度測定器、電流計、テスター)の使い方
・時計部品の扱い方
・針の外し方、付け方
と言った感じ。 今日もそうでしたが、
ドライバーの削り方とネジの回し方には時間をかけて説明したりします。
復習の今日でも1時間強。 初めてのときには2時間強 みっちりやります。
ドライバーは、ネジにあわせて削るので
CAL2000番で使ってる2種類のネジに対して、2本のドライバーを調整しますから
しっかり基礎からやり直しです。
なんでそこまでするの? ってのは、ちゃんと理由がありますけど
ま、分解しない人にはどーでも良いようなことなので
ここでは書かないことにしませう。
教科書代わりには、
画像のような各キャリバーに付随する
組立説明図を使います。
具体的にはこんなヤツ。
https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-2sxgk3lk2cyxjuelijwj3ln7xu-1001&uniqid=f696f2b3-4662-43b8-978e-8a1985e1c65c
といっても、今は要所で確認するだけでほとんど見ませんが。
今日のところは、使用道具の確認と調整
CAL2000番モデルの分解1回、巻真丈詰め1回、針付け3回、各測定1回
で終了ですが、結構鈍ってますね。
徐々に調子を上げていきたいと思います。
講師の人も言ってましたが
「どうやってやるのか(分解するのか、組立するのか)」を知っているだけでは
トラブルがあった時に対処できないので
「なぜそうするのか」を意識しながら練習しないと
ダメだそうです。
今年度は、その辺もやっていきませう。