2013年10月03日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説03

 さて、実技編。
 いよいよ作業工程に入ります。2013_2kyu_01_01.jpg
 用意したのは前回の課題時計
 セイコー :ALBAモデル
 ムーブメント: クォーツ
 キャリバー: Cal.7N43
 仕様:3針アナログ表示 カレンダー付


 文字板の色とか 針の形とか2013_2kyu_01_02.jpg
 ケースの材質とかは色々あるし、
 ALBAモデル以外にも使われているので、
 Cal.7N43であれば何でも良いでしょう。

 バンドは外された状態で配布されました。
 まずは性能確認からスタート


1.性能確認

1−01 歩度測定
 渡された状態でいきなり測定です。
 ここで測定した値を、いきなり解答用紙に書き込みます。

     《解答数値》

 理由としては・・割愛。
 それと、作業に失敗したら歩度は大きく外れるので、どの道 合格はでないから
 ここでの数値を使うのが良いでしょう。
 ただし歩度測定と消費電力測定は、作業の指針に使用しますので
 以後、たびたび測定します。

1−02 日車/曜車動作確認
 竜頭0段引きで(引いてないのに0段引きとは、これ如何に)空転すること
 竜頭1段引きで、日/曜送りの早送りができることを確認します。

1−03 針回し
 竜頭2段引きで、早(時刻)修正ができること、日/曜送りの終了時刻
 などを確認しておくこと。

 稀に変な固体がありますので、そのときには巻真交換時に
 作業内容と注意点がちょっと変わります。

 次はケースからムーブメントを取り出します。

2.外装出し

2−01 裏蓋開け
 スクリューバックタイプなので、2013_2kyu_02_01.jpg
 それ用の工具で。
 所謂 スクリューバックオープナー使用。


 オープナーの爪でキズを入れると
 おそらくは減点対象になるだろうと言われてます。
 もちろん 勢い余って 爪で裏蓋に引っかきキズをつけちゃうとNG。

 裏蓋が硬い個体もありますので、そのときには無理せず固定台を使いませう。

2−02 電池外し
 竹やプラスチックの絶縁性ピンセットで2013_2kyu_02_04.jpg
 つかんで電池を取り外します。
 あと、電池は素手で触ると皮脂が錆の原因になり
 ひいては液漏れの原因なるので、やめましょう。




2−03 電池電圧測定
 持ち込んだテスターでも備え付けでも良いので、2013_2kyu_02_05.jpg
 外した電池の電圧を測定して
 解答用紙に書き込みます。

     《解答数値》

 小数点の桁を間違えないように注意です。


2−04 消費電流測定
 電池を抜いたムーブメントの消費電流を確認します。2013_2kyu_02_06.jpg
 測定の際には、プラスマイナスを間違えないように。

 今回はメモだけ。 解答用紙には書き込みません。

 測定レンジ、測定電圧、測定ゲートは
 間違えないように。

2−05 巻真外し
 竜頭を0段にして、2013_2kyu_02_07.jpg
 オシドリをピンセットやサグリ棒で押しながら
 ムーブメントから竜頭+巻真を引き抜きます。





2−06 巻真丈つめ
 この工程は、竜頭から巻真をはずし、
 はずした巻真を試験官に渡して 新品の巻真をもらいます。
 そしてこの新品の巻真を長さ調整して、竜頭と本体に組み付けます。

 旧巻真を試験官に渡してから新品をもらうので、現物使用での長さ比較はできません。

2−07 ムーブメント取り出し
 中枠を外して、表輪列側(裏蓋側)を上にして、2013_2kyu_02_09.jpg
 機械台を逆さまに当て
 引っくり返して裏輪列側(文字板側)を
 上にしてからケースを持ち上げます。

 機械台の上に文字板が付いたムーブメントが
 置かれた状態になります。

2−08 巻真取り付け
 文字板を持った状態で、巻真を取り付けます。2013_2kyu_02_10.jpg

 巻真を入れる時には、必ず回しながら入れること。





2−09 針外し
 針の上にビニールのカバーをかけて、2013_2kyu_02_13.jpg
 バネ式(弓式)剣抜き器で3針一度に抜きます。
 1本ずつ抜くタイプのものもあります。





2−10 文字板外し
 1時と8時のところで2013_2kyu_02_14.jpg
 文字板が地板に固定されているので
 地板と文字板の間にドライバーを入れて、
 こじり抜きます。

 文字板の足は折れやすいので、
 一箇所ちょっと広げたら
 もう一方をちょっと広げて、また反対側をちょっと
 という風に、一気にでは無く慎重にはずしていきます。


外装出しは ここまで。
次は、機会台の上で カレンダー周りの裏輪列を分解します。

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2013年09月20日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説02

 今回は「解答用紙」についてです。

 時計修理技能士2級の実技試験では、20130920_1.jpg
解答用紙が2枚あります。


 1枚は、状態チェックシート(本当の名前は知らない)で
最初に書き込むものです。

 時計のケースのイラストが、表裏分描いてありまして
課題時計を配布された後、時計の状態をチェックして不具合点を書き込みます。

 具体的には
ケース、竜頭、風防(ガラス)、文字板 のキズがあったら書き込む。
3針、カレンダー の動きがおかしければ書き込む。
竜頭の首振り、針曲がり、錆び などの不具合点があれば書き込む。
 って感じ。

で、一通り書き込んだら回収されます。
それから初めて裏蓋オープン ってなります。

評価時、ここに書かれていないキズがあったりすると
書いてなければ作業中のミスってことになるわけです。



 もう1枚は、最後に課題時計と一緒に提出するものです。
基本的に 事前に渡される課題に記載されている
要求事項に対する数値を書き込みます。
電池容量は、当日発表されますし
上から 歩度、電池電圧、コイル抵抗値、消費電流、動作停止電圧、電池寿命、
1ヶ月あたりの進み遅れ などを書き込みます。

 それぞれ、目安になる数値がありますので
実測の結果、大きく外れた数値を書き込むと、作業NGになるわけです。

 でも、嘘の数値を書き込んでも
実際に提出した時計の数値と違っていたら、それもNGですので
作業を成功させるしかないですね。


 ほかにも下の欄は、分解終了後 洗浄カゴに適切な部品が入っていることを
試験官に確認してもらい、確認印を押してもらうところだったり
巻真を交換してもらうとき、旧巻真を提出したことを確認してもらう欄です。

 洗浄カゴは洗浄液に入った状態で確認してもらうため
変なもの(回路ブロックとか)入れていた場合、目も当てられませんし
巻真は、旧巻真を提出した後に 新巻真を調整しますので
旧巻真は長さの参考にはできません。(比べながら削ることはできません)

 なかなかシビアな条件です。


 これらの解答用紙は、実際の修理を行う際に
初期状態のチェックをして証拠を残すことを想定したものと思われます。
カルテみたいなものでしょうかね。

 世間的には、こういうものを書かない修理業者が多いとか聞きましたが
実態の程は定かではありません。



 次回、裏蓋を開けて ケースからモジュールを取り出してみましょう。

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2013年09月12日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説01

 [webChronos]のブログでは詳細解説をやってみていますが
相対的にこちらのブログには書き込まなくなってきてしまったので
ネタ的に簡易版をのせてみようと思うわけです。

 ま、相変わらず学科の方は詳しく書き込めないので、そちらはやりませんが。



1.検定試験の申し込みをしてみよう。


 時計修理技能士検定は、厚生労働省認定の技能試験なので
中央職業能力開発協会の各都道府県支部で受付をしています。
最寄の支部は、HPから探すことができます。

http://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html

 受験資格は、おのおのの条件がありますので、それぞれで確認してみてください。
3級は「検定職種に関し実務の経験を有する者」となっていますが
趣味でやってる人もOKみたいです。
バンド交換も 電池交換も 実務でカウント。
なので、ある程度長期の実務経験年数とか無い人でも受験したりしてます。
ま、今は駒詰めと電池交換と梱包技術くらいなので、あまり受ける意味は無いかもしれませんが。


 会社などから団体申し込みをする場合は、割引が付くこともあるので
そういう制度(資格取得制度とか)がある会社は確認してみるのも良いでしょう。


 個人で申し込む場合は、支部に問い合わせて申し込み用紙を送ってもらうなり
出向いて説明を受けながら、その場で申し込むなり、申し込み方法はいくつかあります。

申し込み用紙は岩手の場合、こんな感じ。20130703_1.jpg


学科と実技、どちらか一方だけ受けることもできるし、
片方だけ合格した場合、その合格資格だけ
翌年以後に持ち越すことができます。



 日程は、現在 後期日程で設定されていて

・9月2日に試験案内が告知されてます。

・今年度は 10月7日〜10月18日 で申し込み受付。

・実技の問題が公表されるのが 11/27
 ここで課題時計の機種が判明します。

・学科試験が行われるのは 1月26日 2月2日 2月5日 2月9日 のいずれか。

・実技試験は 12月4日〜平成26年2月16日 のいずれかの日に行われます。

 岩手の場合は、人数が多いので 実技試験は3日くらいに分けて行われます。
それと全都道府県で行われるわけでは無いみたいですね。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/ginoukentei/



 問題用紙は、実技学科とも 一応転載複写禁止なんで直接載せたりはしませんが、
次回、実技の「解答」等に触れていきたいと思います。
 
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2013年07月31日

【日記・時計】 歩度測定器購入

 長雨にうんざり。 こんばんは BFNです。

 タイトル通り、歩度測定器買いました。

と言っても、以前話題にした機械式用ではなく20130731_1.jpg
クォーツ用のヤツですが。
CITIZEN Quartz Tester CQT-101
昭和40年代の発売で、型は古いですが
中古でマイク付きの出モノがあったんで、
半分衝動買い。
でも調べてみたら、
さらに別に機械式用のマイクもあったらしい。 これには付属してませんでしたが。
諭吉さん1人と英世さん2人が出て行きました。

 新品で買ったらいくらするんだ? 20万円くらい?
しかも、オリジナルと色が違うようなので
前の持ち主が塗装したかなんかのようです。

 ま、使えるなら問題ない。


 型は、かなりの古さですが、20130731_2.jpg
ちゃんと動くようです。
自分の普段使いの時計をマイクに乗せてみました。

 ・・・んー 約+0.3sec/day かー。
ちと早いですね。

 このごろ、進み気味だったんで 数値としては結構妥当に出ています。
時計の方は、そろそろオーバーホールせにゃならんかな?


 しばらく受験の練習に使っていきたいと思います。


 しかし、クォーツのみってーのは、いかにも中途半端です。
マイクだけの出モノは無さそうだし(付属品として無くしやすい)
しばらく中古市場をあたってみますか。

 SEIKOさんのとか、探せばありそうだし。

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2013年07月20日

【日記・時計】 受験工具チェック表〜時計修理技能士

 今回は工具についてと、前回話題にしたタイムグラファーについて。


 自分のチェックシートも兼ねて、20130718_3.jpg
時計修理技能士の実技試験で使用する工具の
一覧表を作ってました。

 会場備え付けの測定器類は、
一部例外を除いて含めていませんが
これだけの工具を持ち込んで試験に挑みます。
ちょっと不足があるかもしれないけど、その程度は後で補正しよう。


 私のチェックシートで、他の同様のリストに無い点としては、
ダイソー互換品の欄があること(笑)
ヤットコとかラジオペンチとかは、別にお高いものじゃなくても良いし
スクリューオープナーも 今はダイソーで売ってる。

それで できる人は、それで良いのでは? と思うわけだ。


 んで、今回迷っているのが機械式用のタイムグラファー。(まだ買ってない)

 1級試験の内容からするとプリンター付でないといけない。
んで、さすがに諭吉さん10人を超えるのは避けたいので、それ以下の予算組みで
さらに通販中心での入手となると・・・


Baseltime(バーゼルタイム)タイムグラファー・BTT-MINI(5諭吉)
 +BTT-PRINTER(2諭吉)


Baseltime(バーゼルタイム)タイムグラファー・BTT-10(7諭吉)
 +BTT-PRINTER(2諭吉)


Baseltime(バーゼルタイム)タイムグラファー・BT-PRO
 カラー液晶・日本語・プリンター付(8.5諭吉)


Z-Chrono(ジークロノ)タイムグラファー(3.5諭吉)
 +Z-Chrono(ジークロノ)感熱紙プリンター(2諭吉)


LUHW(ローテンシュラーガ)タイムグラファー・Dr,Watch(ドクターウオッチ)LU11000(5諭吉)
 +Z-Chrono(ジークロノ)感熱紙プリンター(2諭吉)


この組み合わせ5つが候補に上がる。

・WITSCHI(ウイッチ)系と TYMC(ティーワイエムシー)系とは、ちと予算オーバー。

・性能比較すると バーゼルタイムBT-PRO が僅差でトップ。 値段もトップ。
 入手できるかどうかは、問い合わせてから。

・コストパフォーマンスなら ジークロノ。
 でもジークロノ製品は ドライバーで嫌な思いをしたので腹案にまわす。
 あと詳細なスペックがよくわからん。

・BTT-MINIとBTT-10は、拘束角で10度差。 振角の測定範囲が+15度か。
 2諭吉の差があるかと言われると・・あるかもなぁ。
 ただ、BTT-10選択するなら、より安くて高性能なBT-PROなんだろう。


というわけで

第1候補 バーゼルタイム BT-PRO セット

第2候補 ローテンシュラーガ Dr,Watch LU11000 セット

第3候補 Z-Chrono タイムグラファー セット

・・・かなぁ。

持ってる人、こんなところが注意。 とかの情報があると助かります。

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2013年07月17日

【日記・時計】 タイムグラファー(歩度測定機)の読み方を調べる

 他のブログへの書き込みを 自分のところに反映するのはどーかと思ったけど
ネタになりそうだったので (・ω≦) テヘペロ
こんばんは BFNです。

20130717_1.jpg

 手持ちのメーカーの技術書を確認してみたところ
記載がありましたタイムグラファーのグラフの読み方。

 まずは原理について。
型式がだいぶ古いですが、これは資料自体古いのでショーがない。


20130717_2.jpg

 んで、いくつかのグラフパターンと、
それぞれの現象について記載があります。
波形(?)から読み取れる故障箇所ですね。
具体的な修理方法は、記載がありませんので
その辺りは修理用の書籍から読むことにしましょ。


 グラフの波形だけでなく、その間隔から進み遅れも
ある程度読み取れる模様。


ひげ周りの故障についても書かれています。20130717_3.jpg


これらの画像は、セイコーのものなんですが
シチズンの技術書だと、もっと簡略化して書かれていて
コメントレベルの修理方法も書かれていました。

いすれにせよ、この辺りの内容は
1級の受験に必要な知識かと思いますので
後で しっかり読み込んでおこうと思います。


 ちなみに注油とかに関しては、20130717_4.jpg
結構詳しく書いてありました。
ま、歯車まわりは ここまでは書いてないんですけど。

それと、セイコーでは香箱の分解について詳しく書いてませんが
(開けないように注意書きがしてあるから?)
シチズンの方は、分解と組み立てが書いてあって
メーカーそれぞれなんだなと思ったしだいです。

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2013年06月26日

【日記・時計】 外装クリーニング(廉価版)

 造形やらんで時計いじりが、今のマイブーム。
こんばんは BFNです。


 職場の同僚から ちとご相談。20130626_1.jpg
「母の腕時計を 電池交換に出したは良いけど
 汚れが酷いんで何とかならない?」
とのこと。




 現物を見せてもらうと、20130626_2.jpg
今どき珍しいエクステンションバンド
または伸縮ベルトと呼ばれるヤツ。





 かなり年季が入ってます。20130626_3.jpg
広げてみると、かなり皮脂と埃と見られる汚れがビッシリ。


 推定20年以上ってところでしょうか。
長く使用していただけて感謝です。
(CITIZEN製)

BFN 「外装クリーニングに出せますよ。 このくらいなら多分5000円コースですかね。」

同僚 「えー・・ それじゃ新しく時計買うようなもんじゃん。」

BFN 「そうですね。 でも愛着とか思い出はプライスレスですよ?」

同僚 「・・・ なんとかなんない? 安く。」

BFN 「・・・・・・・・なりますけど・・・ 500円はいただきますよ?」

同僚 「OK。 じゃお願い。」

 というわけで、外装クリーニング(廉価版)です。


 まずは、バンドをはずして時計本体と別に対処。20130626_4.jpg


 時計本体は、クリーナーで拭き上げで何とかします。
分解洗浄しても良いけど、高く付くので拭き上げ対処です。
クリーナーは非アルコール系のメガネクリーナーで
メッキが剥がれ難いのも良いところです。


 バンドの方は、まず歯ブラシで汚れを落とします。20130626_5.jpg
そのまま洗っても取れない部分が出そうだったし
汚れが硬すぎてとり難いでしょう。


 その後、クリーニング洗剤を入れて
ぬるま湯超音波洗浄です。
ちなみに洗剤は、時計バンド専門の「光っとけい」
1個100円くらい。
皮脂相手には、温度で攻めるのも効果的。


 歯ブラシで、かなり落としたはずなのに20130626_6.jpg
酷い汚れです。
このあと水ですすいで、アルコール乾燥します。
エクステンションバンドは、
薄い金属板の組み合わせなので水が抜け難いです。
アルコールで置換して乾燥するのがよろし。



 きれいになりました。20130626_7.jpg

 やっぱり すきま洗浄には超音波洗浄が良いですね。
業務用に比べると、出力は弱すぎますが
それでも効果的です。
爆洗超音波 ほしいーなー。


 ま、こんなこともやってます ってことで。

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2013年04月18日

【日記・時計】 エピラム処理液を作ろう〜1

 なんか少し暖かくなったら桜の蕾が開き始めたようで。
そんな盛岡からこんばんは BFNです。


 さて、時計関連ネタで エピラム処理液の続き。
書ける内容はブログと並列しておこうかね。

 前に「メービス 8941」を購入した後、色々準備を続けていますが
その中の1つとして、ちょいと調べ物と情報提供から
メービス 8941のデータシートとテクニカルシートを入手しました。
 成分がバッチリ書いてあります。


 曰く成分は2種類。
1%>として フルオロポリエステル  これが撥油剤成分か。
99%<として パーフルオロヘキサン こっちは溶剤ですね。

 表記は1%より少ないとなっていますが、おそらくかなり「薄い」でしょう。
正確な数値は表記義務は無いので、こういう表記になっています。
ポリエステルってことは、高分子化合物ってことか。
比較的低分子だとは思いますが  んー、この辺は予想外。
(単分子だと思ってた)

 とりあえず メービス 8941 はステアリン酸不使用の
フッ素ポリマーエピラム処理液ってことでファイナルアンサー。
やっぱり時計業界の主流はフッ素エピラムということで。


 ここで化学屋的視点を少し。
溶剤のほうに注目します。

 この「パーフルオロヘキサン」ってのが ある意味主成分なわけで
そのすべてが蒸発してしまうとしても、コストを決める要素としては
一番大きい物になっています。

 んで、価格をちょいと調べてみると 試薬レベルで2級の濃度低めなヤツでも
100gあたり 1万円〜1.5万円くらいします。
つまり メービス 8941の価格のほとんどは、この溶剤の占める価格で
試薬ではなく工業品レベルの大量購入品からの小分けだったとしても
実はボッタクリ価格ではなく、比較的良心的な価格だったという話。


 ま、なぜこの溶剤をチョイスしたのかというツッコミ所はあるにしても
これである程度の評価基準はできました。

 また、フッ素系薬品はどうしても入手しにくいので
ステアリン酸エピラム処理も捨てがたいということを再認識できます。


 というわけで、現在資材を購入中。

ステアリン酸は入手しました。
溶剤はアルコール(IPAとメタノール)、ベンジン、ハロゲン溶剤2種 調達中。
テストピースとして銅板入手済み
(ホントは鉄系にニッケルメッキ品が、地板想定で良いんだけどね)
フッ素系撥油剤は2種調達中です。

 これらを使って、ステアリン酸エピラムの条件有意差と
廉価版エピラム液の作成お評価をやってみようと思います。


 追加で試薬瓶とシャーレが揃ったら、実験開始です。
続きは[webChronos]でっ!(笑)

実験結果が気になるぅ って方は↓クリックよろしくです。

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2013年04月08日

【日記・時計】 エピラム処理液を調査

 やっと盛岡も氷点下を脱したかな。
こんばんは BFNです。


 最近、クロノス日本版 オフィシャルSNSサイト [webChronos]の方に
油拡散防止処理のエピラム処理について色々書いてたわけですが
比較サンプルを色々やるにしても、基準はほしいので
つい買ってしまいましたエピラム処理液。20130407_1.jpg
「メービス 8941」

 これ1本で、諭吉さんが財布から居なくなります。
100mlしか入ってないのに・・
とりあえずサンプル板を用意したら、
調査開始しようと思ってます。

 とりあえず濃度確認からやって[webChronos]に書いたこと
「メービスのエピラム処理液って、ステアリン酸入って無いんじゃね?」
を確かめてみよう。


 ステアリン酸入って無いなら、廉価版の調合をやってみようと思います。
材料に目星はついてるので、一般で手に入る材料でやってみます。
現在の目算では100mlで500円くらい。
ほとんどが溶剤の値段ですけど。


 もう一方での廉価版として
ステアリン酸エピラムも作ってみます。
こちらは最適(?)濃度の確認と、条件設定ですね。
溶剤による効果の違いと、濃度高すぎはOKか?
確かめていきます。


 しかし・・・時計にエピラム処理を「しない」のに
こんなの買ったりして、バカか俺は・・・


 んで、もうひとつ。20130407_2.jpg
実験に使う時計用オイルを考えたときに
安いの無いかなーということで
今回一緒に買ったのが、
NOVOSTARのオイル TYPE-M と TYPE-B です。

 10mlで1000円は安い。
買ってから粘度とかの物性値を 公式資料調べてみましたが
どうやら粘度は メービスの9010番(シントA)と 9030番(シントF)の間くらい。
どうも メービスの8000番 相当らしく、動物系オイルっぽい。
ちなみ 9010番はシリコン系。

 んー、ちと9010番メインで使ってる環境とは異なる感じになりそうなので
こちらは普段使いにまわそうかしら。
練習とか自分用に使う分には、性能とかは申し分ないし
なにより安いので、躊躇無く使えるしね。
(これ大事)


 というわけで、実験結果は気が向いたら[webChronos]のブログで書こうと思います。

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2013年02月14日

【日記・時計】 お疲れ様でした〜時計修理技能士検定

 今日も盛岡の朝はアイスバーンでした。 危険な季節だ。
こんにちは BFNです。


 時計修理技能士 受験された方々、お疲れ様でした。
日程には前後があるものの
お問い合わせいただいた方たちは、昨日一昨日が実技試験だったようで。
結果はどうだったでしょうか?
手応えとか書き込んでくれるとうれしいです。


 最近・・といっても ここ半年ですが
時計修理技能士関連の問い合わせをいただくことが多く
なんなんだ? と思っていました。

 サイト+ブログへのアクセス解析を見ると
時計修理技能士関係のワードでの検索アクセスが
2012年01月〜06月では100件ちょいだったのに対し
2012年07月〜12月では500件を超えるくらい。
2013年01月だけで200件ちょいありました。

 何かの「はやり」なんですかね?


 その中でも、「資料ください」って問い合わせは14人ほど
(内、お断りさせてもらった人も居ますが)
「学科の過去問題ください」って方も居ましたが
こちらは諸事情から1人を除いて全員断らせていただきました。
 1人は・・・まぁ、「上手かった」とだけ。


 資料をお渡しした方の中で、お二人人だけ
資料内容に対する質問等 追加でして来ました。
具体的にはSさんとBさん(<具体的じゃねーし)
意外とそこまで聞いてくる人は少ないんです。

 時計修理技能士とは、別方向でのお付き合いになったのは
NEEZさんですが
こちらはこちらで、ディープな話になってしまいました(笑)
情報共有ありがとうございます。

 Sさんは歩度測定器や消費電流測定器など
会場での行動について中心に返答を書かせていただきました。
複数回消費電流測定する理由は、上手い文章が浮かばず
少々申し訳なかったかなと。
(余計な内容込みで長文になってしまった)

 んで、特に凄かったのはBさん。
ざっと書くと
注油量、注油箇所、回答方法、歩度と特性、使用工具について
巻真削りの細かい理論、輪列受けの入れ方(笑)、拭き上げ、接着剤
洗浄溶剤、中心パイプ、テクニカルガイドと実際の注油の違い
お渡しした資料の間違い箇所について。

良く読んでらっしゃる。

 いやー、理論付けて説明するのに、知識と経験を総動員 って感じでした。
おかげで、自身の理解も深まった(気がする)し
伝える方法も身についた(気がする)感じです。
貴重な情報(オイラー)もありがとうございました。

 NEEZさん Bさん から、ほぼ同じタイミングで「本でも書いたら?」
と言われましたが、
私は、外装周り 特にメッキとバンドと特許に関しては業務やってましたが
(あと針とアルマイトとかも)
「時計の中身」に触り始めて3年くらいで、
タイムグラファーすら買ってない若輩ものなので
さすがに そんな人にえらそうに言われてもねぇ。
(同人誌なら出しても良いかも(笑))


 これからもネタにしていきますヨ。

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