2014年03月12日

【日記・時計】 復習のお時間

 今日から、なんとかサドルに座れるようになりました。
まだ、段差とかは辛いですが、通常通勤モードに戻れます。
ここ3週間は、ずっと立ちこぎか歩きでしたからねぇ。
こんにちは BFNです。


 時計修理技能士試験の後日談と合格発表ネタは、明後日に取っておくとして
最近、ブログやサイトへの検索ワード見ていると
実技試験期間が終わったあたりから、
クオーツの課題時計に関する検索が頻繁に入っていることに気が付いた。

 ???
「終わってから」検索するの?
まぁ、そんなこともあるか。

 そんなわけで、自分でも文献読んで復習してたりします。

20140312_1.jpg
 まずは保油装置と耐振装置について。
手持ちの資料には、種類と名前、
扱い方が書いてました・・・
読んどけよ 俺・・・


20140312_2.jpg
 書いてある資料が少ないので仕方がないが
板バネの入れ方とか、他人に聞くのも良いけど
ちゃんと調べようよ。




20140312_3.jpg
 しかし、こういう知識は
ただ読むよりも、実際に扱った後の方が
簡単に頭に入ってきますね。
今一つ遅いですが。



20140312_4.jpg
 針付けの方法も書いてました。

なるほど。
クォーツの針付けと機械式の針付けは、
やり方が違うのか。
でもこのやり方は、経験的に実行してたから
大きな問題は無し。
理屈はしっかり覚えておこう。

20140312_5.jpg
 タガネについては、
現物もそうだけど工具をそろえてからね。
ゆっくりでも一つ一つ実践していきましょう。


 それとガラス管オイラーその後。
オイル切れ問題もあって、内径の太いガラス管を試してみましたが
オイルの粘度が低くて、ガラス管部分の補充量が多いときには
立てて置いておくとオイル漏れが起きることが判明。

 最初に設定した内径では起きないことだったので
結構絶妙なバランスだったんだなと思った次第。

 あと、先端径とガラス管の条件を組み合わせると
D−5の高粘度オイルでも利用できる事が判ったのが収穫。
今 種類とかは、こんな感じになってます。

20140312_6.jpg
 この辺りは、
もうちょっと改良は
していきたいですね。
費用対効果は全然合わないので、
こんなことやってる人は
少ないでしょうけど。


 さて、引っ越しの方も進めてしまわないと。
今月中には引っ越し先くらいは決めたいなぁ。

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posted by BFN at 13:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

【日記・時計】 実技試験終わった〜時計修理技能士1級

 世の中上手くいかないことが多いですね。
こんばんは BFNです。


 以前より準備していた時計修理技能検定1級 実技試験 本日本番でした。

 盛岡は比較的暖かく−1℃の中、進軍開始。
盛岡セイコーさんに向かいます。
同行者は、以前の同僚2名。ワゴン車(社有車)が工具であふれかえってます。
同日受験者の荷物を福島から持ってきた車ですね。
ご苦労さまです。

 受験会場に到着すると準備開始。
新幹線が止まってるということもあり、試験官の人たちも色々配慮してくれます。
帰宅時間の都合とか、到着の遅れとか。
そんな中で、受験名簿にちょっとトラブルもありました。
 

 試験前の説明で、以前受けた時との変更点がちょいちょいある模様。
部品の再支給は無くなったとのこと。 巻真のみ再支給あり。
課題時計はバンド付きで支給。
    ・・・・やべぇ、バネ棒外し持ってきてねぇ。
保油装置の板バネと石は 外すかどうかは任意。
耐震装置は分解すること。
バンドを外すかどうかは任意。
初期キズチェックは2個で5分程度で済ませること。
そんな感じ。


 受験者もそろったとのことで、若干早めのスタートです。
いきなり裏蓋にひっかき傷発見。 チェックシートに書き込みます。

 バネ棒は予備のドライバーで外して課題時計1個目クオーツから手を付けます。
そこで早くも難関が。 竜頭が巻真から外れねぇ。
どうも接着剤が硬いモデルらしく、他の人も四苦八苦してる模様。
最終的には女性の受験者数人が、試験官に申し出てましたが
試験官も外せずにいました。
 ま、それでも全員なんとか外しましたけど。
おかげでちょっとだけ首振り状態になってしまいました(凹


 作業を進めているうちに、急にオイラーから油が出てこなくなるハプニング。
え? え?! と、パニくりながらよく見ると、ガラス管の中が空になっている。
オイル切れでした。

 オイラーのオイル切れなんて初めてでしたが
ちゃんと補充キットも自作して持ってきていたので、急いで補充。
針付けが苦手なのも相変わらずで、秒針がなかなか決まらない。
バンドの付け外しにも時間を取られたので
練習では1時間でできた作業も、1時間30分かけてしまう。


 予定時間超過の中、課題時計2個目に取り掛かる。
最初に歩度を測ってみたら、片振り0.2msec、文字板下+2秒の優良個体でした。
これ組み上げるだけで歩度調整 いらねんじゃね?

 順調に分解していくと、保油装置の板バネが勝手に外れてしまう。
どうも初めから ちょっと変形しているらしく
後で嵌めなおすことにする。

 今回は前日の思い付きで、部品跳ばし対策をとっていたので
あっさり見つけましたが、やっぱこのコの字板バネは鬼門だわ。


 洗浄チェックを受けて順番に乾燥していくと、またしてもトラブル発生。
受け石が1個みつからねぇ・・・
洗浄かごとシャーレをくまなく探しても、残ってる様子は無し。
どっかにはあるはずなので、探索は後回しにして、組立を始める。


 組み立て中、アンクルの受けがどうしても嵌らないトラブル発生。
外観上そんな気配は無いのに、なんか変形してるみたいな挙動で
一向に所定の場所に入ってくれない。
 泣きべそかきながら(<大げさ)チェックしてみると
無くなったと思われた受け石が裏側にへばり付いてました。
変なこともあるものだ。


 保油装置の板バネにとりかかる。
順調に嵌め込んでいたが、先ほど勝手に外れた板バネが
またしても外れて受け石ごと跳んでしまう。

 ・・・・板バネはありましたが、受け石は見つかりませんでした。
仕方がないので、不合格覚悟で3番車の受け石を空にしたまま
組み立てていきます。
ここを空にしたのは、ちょっと理由がありますが
ごまかしなので言及はさけましょう。


 他はなんとか大きなトラブルも無く組み立てを進め、ケーシングして歩度測定。
片振り0.2msec、文字板下+3秒ので組みあがりましたが
時間的には残り30分。
バンド付けと針付け、ゴミチェックなども考えると、歩度を追い込む時間は無いと判断。
そのままでも一応課題の要件を満たしていたので
調整無しで提出することにしました。
この段階で 片振り0.2msec 文字板下+3秒 文字板上−2秒
ごまかしが効いてるようです(笑)

 あとは採点任せですが、部品1個無くしているので
不合格はしょうがないでしょう。
 
 後で他の1級受験者に聞いた話ですが、
どうも歩度調整で緩急針を動かすと、ヒゲ持ちも一緒に動いてしまう
ちょっと厄介なモデルだったらしく、
下手に調整しなくて正解。


 とりあえずやれることはやった(トラブルのごまかしも含めて(笑))ので
来月の合格発表を待ちます。

というわけで、実技試験 色んな意味で終わった・・・
こんな失敗談を詳しく書いていると、また2ch辺りでバカにされそうですが
自戒も含めて記録しておきます。

 ま、不合格はほぼ確定なので
来年の再受験に向けて準備ははじめますけどね。


 外の天気が大荒れです。
風が強くて明日が心配です。

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2014年01月31日

【日記・時計】 追加装備〜時計修理技能士1級

 自分の受験勉強と並行して、またしても品質管理検定の社内講師やってます。
こんばんは BFNです。


 今度の会社では、品質管理検定(QC検定)の3級を
全社員で取得するのが努力目標に掲げられています。

 うちの事業所は、もともと取得率が高いんですが
それ故に、残りの取ってない人たちが厄介なんですよねぇ・・

 とりあえず夜勤者向けの在宅型赤ペン先生式教材を作って やってもらってます。
通信教育型でどこまで行けるのかしら?
それと「やる気」は自分次第だゾ?

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 さて、もう一方の時計修理技能士の勉強。
なかなか作業時間が縮まりません。
やっぱ組み立て手順を固定化しなきゃならんか。

 分解はグリスを拭いながらなので、15分がやっと。
洗浄は乾燥と残留グリス除去込みで20分くらい。
歩度測定を入れながら組み立てると、モジュール組み立てで100分。
ケーシングと針付けで20分。
最後に歩度の追い込みで20分。
トータルで3時間に収める目標までは達成できましたがね。


 ところで今回の課題時計であるCal.46943のモジュールを
都合3個入手して、それぞれに手を付けましたが
全部微妙に仕様が違う。

 ネジの種類が違ったり、歯車の形が違ったりは
何とでもなりますが、とりわけ厄介なのが耐震装置の仕様違いです。

 初期のころから板バネの扱いには20140131_1.jpg
苦労していましたが

 このタイプはツル首ピンセットを買ってから、
格段にやりやすくなりました。
具体的には、板バネを曲げたり、
嵌めるのに20分とか かかっていたのが
今では30秒でできるようになりました。
やり方も教わりましたんで。


 テンプ受けに使われていた20140131_2.jpg
こっちのタイプは
初期のころから全然苦労はしていません。
外しは10秒、嵌め込みは30秒でできます。




 問題なのはこのタイプ。20140131_3.jpg
同じくテンプ受けに
使われているんですが、
バネを嵌め込む切り欠きが
3か所あるやつです。(上のは1か所)

 さんざんやりましたが、
どうも嵌め込むのが上手くできません。
一応やり方は教わったんですが、実行できない感じで
未だに両手ピンセットでも15分とかかかる上に
バネを破損させてしまいました。

 このバネが使われていたのは、1モデルだけでしたが
実際の実技試験に出ないとは限らないので
備えは しておかなくてはなりません。


 しょーがないので、追加装備を入手。
昔の講習会テキストに書いてあった道具を買ってみました。

 A★F製のバネ回しです。20140131_4.jpg
こんなに小っちゃくて
チープな造りなのに、
1本800円ちょいします。




先端はこんな感じ。20140131_5.jpg
色からすると、アルマイト製ですかね。
これで三つ葉のバネを
3か所一緒に押しながら回すわけです。

 試してみましたが・・・・
なんだこれ?
すげー簡単にバネが挿入できる(笑)

 つーわけで、保険として持っていくことにしました。
実技試験全体として、なんとかなりそうな水準になりましたんで
反復練習を繰り返したいと思います。


 ネジ立てもうまい方法考えなきゃなー。

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posted by BFN at 00:52 | Comment(5) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

【日記・時計】 ピンセットは大事〜時計修理技能士1級

 なんか普段使いのポータブルHDDの調子が良くない。
バックアップした画像データが破損する(してる)ことが・・・
こんばんは BFNです。


 今日の自主練習で、課題の機械式時計に関して
分解15分、洗浄乾燥20分、組立注油100分に収まった。

当初の計画では 指定作業時間4時間30分に対する時間配分として
クォーツに60分、機械式に180分を考えていて(予備30分)
歩度調整に30分使っても これでなんとか指定作業時間に収まるめどが立った。

あとは苦手な部分を詰めていく作業と 効率化か。
がんばんべ。


 練習中、何度か耐震装置の受け石と板バネを跳ばしてしまっていたし
板バネを嵌め込むのに時間がかかり過ぎていたので
耐震装置用にツル首タイプのピンセットを買おうかなーと考える。

 どうせなら ちょっと良いヤツを買おうと思い
NEEZさんのところで紹介されていたピンセットを購入してみることにする。
チョイスしたのは、この2本。

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大きさはこんな感じ。20140121_1.jpg
一番上が、今まで使ってた
ベルジョン耐磁ピンセット No3

謳い文句の100%の酸抵抗とか100%非磁性とか
100%ってなんだろう? 
と思ったけど まぁ良いや(笑)

質感はチタンっぽいですが 20140121_2.jpg
Co-Cr-Mo合金とのこと。
まったく錆びないそうです。耐熱性も高いみたい。
硬度も高いということなので、
ちょっと測ってみたら 400HVちょいありました。
簡易測定でしたので、
実際にはもうちょっと硬いかもしれません。

拡大してみると、引き目の上からブラスト処理してるようでしたので
それも硬さの一因でしょう。
ブラスト処理ですんで、皮脂は付着しやすく、目立ちますね。

弾力はベルジョン耐磁ピンセットと20140121_4.jpg
大きく変わりません。
「合わせ」も結構良く、
潰しても先は開きません。



20140121_5.jpg







先端形状はさすがに調整してないですね。20140121_6.jpg
研磨して調整して使います。

受け石が格段に扱いやすくなりました。
真上から嵌め込むのがやりやすくて良いですね。
作業時間もだいぶ短縮になりました。

ピンセットの摩耗具合については、今後の観察になります。


 実技の試験日が2月2日だと思って準備してきましたが
荷作り等の準備をしていて、改めて受験票を見たら2月15日って書いてたでござる。

 2月2日は学科の試験日でした。

間違い間違い (ノ≧ڡ≦) テヘペロ

練習期間が2週間延びました(笑)

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posted by BFN at 23:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月15日

【日記・時計】 今月からオリエント〜時計修理技能士1級

 本番まで2週間ほどになりました。
でもまだタイムグラファー買ってません(爆)


 正確には、すでに去年 通販発注はしているのですが
その後音沙汰無いので、連絡を取ってるところです。
まずはメール出しましたが、返答が来ないので
もちょっとしたら電話してみようと思います。

20140115_1.jpg

 今月に入って
やっと課題時計のオリエント
Cal.46943に手を付け始めました。
まずは セイコー7S26 との違いを
確認するために
最初に入手したCNモジュールを
壊すつもりで構造観察しました。

 竜頭抜きから いきなり洗礼を受けた感じに。
2段引きにしないと オシドリ出てこない構造だったとは・・・

 その後、干支足の抜き方に四苦八苦、
注油箇所の違いを観察(モリブデン入りグリス使って無い?)
ネジの種類が多いのも覚えつつ
緩衝装置の板バネが2種類使われているのに戸惑い
コハゼの位置を勘違いし
なんとか分解完了。
 

 最初は(観察しながら)分解だけで3時間、
組立でさらに4時間かかりましたが
昨日の段階で、分解組立だけでなんとか3時間に収まりました。

 その間、緩衝装置の板バネと受け石を 各1個跳ばして無くしたり
コの字形状の板バネを曲げてしまったり
ヒゲゼンマイを抜いてしまったり
ガンギ車を壊してしまったので

すでにCNモジュールの方は部品取りに回して
もう一個の新規モジュールに手を出してます(凹)


 んー、ちょっと間に合わないペースなので
下手すると今回は・・・来年の為の布石?になるかもです。


 ま、どちらにせよタイムグラファーは何とかしなきゃね。

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posted by BFN at 17:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

【日記・時計】 通常業務(笑)

ま、いつも通りって意味ですが。20131217_1.jpg


 職場の人も同様に腕時計を買っているので
いつもの如く バンドの駒調整です。
希望者には無料でやってます。
ただしキズが付いたりしても責任は取らない方向で。
(その辺の時計屋さんや量販店よりは きれいに作業しますが)

 今回は画像にあるような「巻きバンド」が入ってて
久しぶりだったんで、ちょっとだけヤットコがずれました(汗


 昨日から今日で、6本調整してます。

 もちろん使用する人が眼前にいるわけじゃないので
腕周りのサイズと、「きつめorゆるめ」の好みを聞いて
遠隔的に調整します。

 それでも今回、再調整は(まだ)1回だけ。
最初に聞いたサイズが間違ってたというものだけですので
一応は上手くいってるはず。


良いんです。
買ってくれる人が居るんなら、駒調整くらいします。

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2013年11月28日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説07

 2013年度の実技課題時計 発表になりましたね。
当たって欲しくなかった オリエントの46943でした。
(去年までセイコー7S26)
クォーツは変わってませんでしたね。

溜め込み始めた経験値が崩れるのを感じます。
そして、新しい困難にワクワクしてる自分もいます。

「ジャッジはドM」という名言が頭に浮かびます(笑)
さて、あらためて時計の入手から行きますか。



今回は裏輪列の組み立てと注油です。

分解は素直にできる部分ですが、組み立ては要所にトラップ(笑)があります。
それでも時計としては比較的簡単な部類ですので
「壊さないように」だけ心掛けましょう。

7.裏輪列組み立て+注油

7−01 地板:注油2013_2kyu_12_01.jpg

 矢印の3か所に日車のガイドに沿って
 窪みがあります。
 ここに注油。 油溜りを作ります。

 それと第二カレンダー修正伝え車が入る窪みと
 筒車パイプ部に注油しておきます。

7−02 日回し車

7−03 筒車
 
7−04 第二カレンダー修正伝え車

7−05 カレンダー修正車

7−06 日ジャンパ:注油

 日ジャンパはバネになっているので、跳ばさないように。

7−07 日車2013_2kyu_12_04.jpg

 そのまま上から嵌めようとすると、
 日ジャンパの噛み合い部分が邪魔して
 嵌めることができませんので工夫が必要です。

 日ジャンパの時に言及した
 プラスチックの段差がつぶれていると
 何回やっても日ジャンパが跳びますので
 日ジャンパ・・・結構注意が必要です。

7−08 日車押え2013_2kyu_12_05.jpg

 入れる順番は、外すときの全く反対の手順です。
 ステンレス板に記載のポッチ3か所を押しながら
 右回しに3か所、引っかけ部分に入れ込んでいきます。
 
 裏表は・・・間違えませんよね?

 しっかり嵌め込んだら、竜頭を1段引いて
 日車が回ることを確認します。

 日ジャンパがカタカタ言いながら 小気味良く回るのを初めて見ると
 ちょっとテンション上がります。(<私だけ?)

7−09 曜修正伝え車

7−10 曜車2013_2kyu_12_07.jpg

 裏周りで一番癖のある曜車の組み付けです。

 曜車の歯車外周付近に開いている
 2か所の貫通穴から確認しながら
 曜修正伝え車にも嵌め込んでいきます。

7−11 曜車止め座

7−12 文字板

 最後に文字板の足を圧入して終了。
 文字板の表面に 指紋とか汚れはつけないように注意。



 裏輪列終了。
 
 さて次は・・・要望があったら「針付け」の説明しますか。

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posted by BFN at 22:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説06

表輪列を組み立てていきましょう。

注油部分は、油が無色に近いこともあって写真に写りにくいので
黄色い点で書き込んであります。

それと、基本的にテクニカルガイドに指示の無い部分にも注油しています。
なので、「ここに注油する指示は無いので、納得できない」という場合は
注油しないでください。

理由があって注油していますが、それはその人にとって正解では無かった
ということで。

6.表輪列組み立て+注油

6−01 地板:注油
 おしどり軸、小鉄車ダボ、日の裏車下穴(の内側)
 などに注油します。
 後述するニ番車のスリップ部への注油量次第で追加注油も行います。

6−02 電池マイナス端子

6−03 電池絶縁板

6−04 二番車:注油2013_2kyu_11_03.jpg
 組み付ける前に、
 歯車と中心パイプとの摺動部であるスリップ部と
 中心パイプのハチマキ部に注油します。

 組み付けた後に 
 中心パイプのハチマキ部の反対側上面
 四番車との摺動部にも注油します。

6−05 第一カレンダー修正伝え車

6−06 つづみ車:注油

6−07 巻真:注油2013_2kyu_11_07.jpg
 
 第一カレンダー修正伝え車と
 つづみ車を崩さないように
 巻真を組み付けます。

6−08 かんぬき:注油
 かんぬきを組み付けてから
 おしどりとの接点に注油します。
 かんぬき自体、板バネのように働いてるので、組み付けしにくい部品です。
 跳ばないように注意しながら組み付けます。

6−09 おしどり

6−10 ステータ

6−11 コイルブロック
 どれも裏表を間違えないように。

6−12 コイルブロックネジ
 断線注意。 指でコイルをカバーしながら。

6−13 規制レバー:注油2013_2kyu_11_09.jpg
 裏表を間違えないように。
 組み付ける場所は、
 しっかり覚えておきましょう。
 地板の形状でも判断できるので、
 覚えておくとわかりやすいです。


6−14 小鉄車2013_2kyu_11_11.jpg

6−15 日の裏車

6−16 ローター

6−17 五番車

6−18 三番車

6−19 四番車:注油
 下ほぞ付近のそろばん玉に注油してから組み付けます。
 2013_2kyu_11_13.jpg
 表輪列が仮に組み上がりました。
 日の裏車、ローター、五番車、
 三番車、四番車の上ほぞに注油します。
 ほんのちょっとで良いです。
 輪列受けの上からも注油できます。

6−20 輪列受け:注油2013_2kyu_11_14.jpg
 位置を合わせながら、上からかぶせて
 矢印の 上ほぞ穴 に各輪列のほぞが
 入ったことを確認しながら
 慎重に押し込んでいきます。
 だいたいの位置があっていれば、
 ほぞ穴はテーパーになっているので
 自然に嵌ります。無理に押し込むのは厳禁です。

 このはめ込みが苦手な人が多いように感じます。

6−21 回路ブロック
 ダボにしっかり押し込みます。

6−22 電池プラス端子
 位置と方向は、電池を入れる部分の形状で判断するとわかりやすいです。
 2か所のフックを上から押し込んで、カチッとなるまで嵌め込みます。

6−23 電池プラス端子ネジ
 受けはプラスチックの地板なので、力加減は忘れずに。


 これで表輪列の組み付けは終了です。
 見事に分解の逆手順になってますが、注意点が増えてますね。

6−24 動作、消費電流確認
 表輪列が組み上がったので、作業に不具合が無いか確認します。
 具体的には
 四番車、二番車をピンセットでつついてみて他の輪列が動くことを確認。
 電池を入れてみて、正常に動くことを確認。
 巻真を操作してみて、0段、1段引き、2段引きで 
 日の裏車含む各輪列とおしどりが動くことを確認。
 0段にして、消費電流を確認。

 この段階で どれか1つでもダメなら
 原因はいろいろありますが
 基本的に地板まで分解、洗浄、乾燥、組立、注油をやり直しになります。
 構造的によく理解できていれば、必要箇所のやりなおしだけで済みますが。

 最後に毛ゴミなど無いか確認して、きれいな状態にしてから裏輪列に移ります。
 次回裏輪列と注油について。

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2013年10月30日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説05

 引き続き実技編で表回りの分解に入ります。
といっても分解は比較的簡単なんで、端折ってかきませう。


4.表輪列の分解

4−01 電池プラス端子ネジ2013_2kyu_09_01.jpg
 まずは2個見えているネジを外します。
 ふつーの右ネジです。

 ここも含め、以後コイル回りの作業には、
 作業ミス防止のカバーを。

4−02 電池プラス端子
 ネジを外したら、電池プラス端子は2箇所をフックで固定していますので
 これをピンセットで外します。

4−03 回路ブロック
 これもピンセットで断線しないように注意。

4−04 輪列受け

4−05 四番車

4−06 三番車

4−07 五番車

4−08 ローター

4−09 日の裏車

4−10 小鉄車
 よく無くす部品わたし的ナンバー1です(笑)
 歯車は表裏間違えないように、すべて方向は覚えておきましょう。

4−11 規制レバー
 ここまで外したら、2013_2kyu_09_14.jpg
 コイルブロックの抵抗値を測ります。

     《解答数値》

 断線してたりショートしていた場合、変な値が出ます。

4−13 コイルブロックネジ

4−14 コイルブロック

4−15 ステータ

4−16 おしどり

4−17 かんぬき

4−18 巻真2013_2kyu_09_21.jpg

4−19 つづみ車

4−20 第一カレンダー修正伝え車

4−21 二番車

4−22 電池絶縁板

4−23 電池マイナス端子

4−24 地板2013_2kyu_09_27.jpg
 これで分解は終了です。
 





 部品ケースには、分別しながら2013_2kyu_10_01.jpg
 部品を置いていきます。
 ローターはどこでも特別扱いです。



 実際の試験では、裏蓋を外してからここまでで
 巻真丈詰め除きで 20分以内を目指します。
 1級を見据えた理想は10分前後ですけど。

 巻真丈詰め込みで40分〜50分でしょうか。
 
 そこまで短時間でやらないと、組み立てに時間がかけれないし
 トータル2時間に収めないと、トラブルがあったときに対処の時間が取れません。
 時間配分って重要ですよと。


 洗浄と乾燥については、諸事情につき割愛。
 次回は注油と組み立てについてです。

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2013年10月22日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説04

 裏輪列こと、カレンダー周りを分解してみましょう。
分解は比較的簡単なんですが、組立てが難しい部分です。
歯車と部品との組み合わせとかは、そのまま組んでも上手くできませんので
外すときに 部品同士の噛み合わせを良く観察しながら分解しましょ。


3.カレンダー周りの分解

3−01 曜車止め座

 さて、真っ先に取り外す曜車止め座ですが
 ぶっちゃけ ただのCリングです。
 下のプラスチック製曜車にキズをつけないように気を付けましょう。


3−02 曜車

3−03 曜修正伝え車

 外せるところははずしていきましょう。


3−04 日車押え

 複雑な形はしていますが、2013_2kyu_03_07.jpg
 基本的に1枚のステンレス板です。

 矢印の3箇所で、地板に固定されているので
 日車押えに表示されている指示従って、
 持ち上げ外し回して外します。

 曲げたりする箇所はありませんので、現状維持に努めましょう。


3−05 日車

3−06 日ジャンパ

3−07 カレンダー修正車

3−08 第二カレンダー修正伝え車

 ふつーに外れます。 2013_2kyu_03_13.jpg
 裏表がありますので、間違えないように。

 日ジャンパは、跳びやすいので
 注意してください。


3−09 筒車

3−10 日回し車

 ふつーに外れます。



 これで裏輪列周り(カレンダー周り)は2013_2kyu_03_18.jpg
 全部外して地板がむき出し状態です。
 手順としては、難しいところは
 ほとんどありません。
 すべての部品共通で、
 ピンセット等でキズを入れないように注意です。



 この段階で部品ケースは、こんな感じ。2013_2kyu_03_19.jpg
 自分の作業手順と好みと相談しながら
 配置を決めておきましょう。
 ちなみに私の本来の置き方は、こうではないです。
 説明用に配置しているだけ。



 次回 ひっくり返して表輪列に移ります。
 ドライバーの研磨調整は説明しませんので、ネジに合わせてやっておきましょう。
 そうしないと作業の失敗確率が跳ね上がります。
 
 参考にします。 って方は ↓ クリックよろしくです。

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