こんばんは BFNです。
引き続き表輪列周りを分解していきます。
4.表輪列の分解
4−10 一番受
3箇所ある一番受ネジを外して、
一番受を外します。
一番伝え車とつめレバーが付いてきますので
この後外します。
4−10−1 受石バネ、受石
一応課題上では、
分解しなくても良い部分になっていますが
洗浄と注油はしなければいけないので、
分解して しっかり洗っておきたいところです。
耐震装置と同じような
I形の板バネが使用されています。
4−10−2 伝え押さえ、一番伝え車、つめレバー
モリブデン入りグリスの
「セイコーオイルNo.4」が付着してますので
ピンセットへの付着と取り扱いに注意。
(洗浄・拭取)
伝え押さえを外します。
部品跳ばし注意です。
つめレバーが付いた状態で、
一番伝え車を抜き取ります。
つめレバーが一番伝え車の偏心カムに
嵌っているのが観察できます。
一番伝え車からつめレバーを外して
分解完了です。
つめレバーの裏表は、
しっかり覚えておきましょう。
あとは順番に外していくだけなので、気を付ける分解工程は無いです。
4−11 こはぜ
4−12 四番車
4−13 三番車
4−14 香箱車
4−15 こはぜ
4−16 ニ番受
4−17 がんぎ車
4−18 二番車
4−19 かんぬき押さえ
ネジの形状は、
他のものと似てるので間違えないように。
4−20 かんぬき
4−21 おしどり
4−22 巻真
4−23 つづみ車
4−24 第一カレンダー修正車
4−25 地板露出
分解そのものの手順は以上です。
工程として見た場合は、
部品を外す毎にグリス取りを行います。
ですので、
次回、グリス取りを含めた
「5.洗浄」について書いていきます。