2級の作業は全部こなせることを前提にしますので
要所々々は端折りますが、とりあえず書いてみますか。
資料は一部もらったけど、教えられたわけではないので
間違ってるところはあるかもしれません。
そこのところよろしく。
用意したのは課題時計の7S26(A)搭載のセイコーファイブです。

ムーブメント: 機械式
キャリバー: Cal.7S26(A)
仕様:3針アナログ表示 カレンダー付 21石
前回はバンドが付いた状態で配布されましたので
バネ棒外しを1本用意しておくと安心でしょう。
(マイナスドライバーでも外せますが)
1.性能確認
外観は事前に提出済みなので、他の部分をチェックします。
1−01 竜頭(巻真)確認
このモデルは手巻き機能は付いてないので
スムーズに回転するか、首振りは無いか、2段引きできるか など。
1−02 日車/曜車/針動作確認
2.外装出し
2−01 裏蓋開け
基本的に2級と同じです。
ここで歩度チェックを入れたい場合があります。
2−02 ローター外し

私はこの段階で、
すぐにローターを外しちゃいます。
下手に置いたりして、
歪ませたりするのが怖いので。
2−03 竜頭外し

オシドリを押し込んで、竜頭を外します。
基本は2級と一緒です。
2−04 ムーブメント取り外し

黒い中枠をつかんで
ケースからムーブメントを取り外します。
以降、分解の最終段階まで
中枠は付けたままでも作業はできます。
地板のどこに中枠が嵌っているか、裏表はどちらか
しっかり確認しておきましょう。
(意外と迷います)
2−05 針外し

基本は2級と一緒です。
2−06 文字板外し

矢印の2箇所で圧入してありますので
2級同様にマイナスドライバーで
優しく抉りましょう。
干支足折らないように、均等に外しましょう。
一旦ここまでですかね。
次からは、基本的にテクニカルガイドの手順に従って
裏周りから分解していきましょうか。

