2013年11月15日

【日記・時計】ダイジェスト版 時計修理技能士2級 実技解説06

表輪列を組み立てていきましょう。

注油部分は、油が無色に近いこともあって写真に写りにくいので
黄色い点で書き込んであります。

それと、基本的にテクニカルガイドに指示の無い部分にも注油しています。
なので、「ここに注油する指示は無いので、納得できない」という場合は
注油しないでください。

理由があって注油していますが、それはその人にとって正解では無かった
ということで。

6.表輪列組み立て+注油

6−01 地板:注油
 おしどり軸、小鉄車ダボ、日の裏車下穴(の内側)
 などに注油します。
 後述するニ番車のスリップ部への注油量次第で追加注油も行います。

6−02 電池マイナス端子

6−03 電池絶縁板

6−04 二番車:注油2013_2kyu_11_03.jpg
 組み付ける前に、
 歯車と中心パイプとの摺動部であるスリップ部と
 中心パイプのハチマキ部に注油します。

 組み付けた後に 
 中心パイプのハチマキ部の反対側上面
 四番車との摺動部にも注油します。

6−05 第一カレンダー修正伝え車

6−06 つづみ車:注油

6−07 巻真:注油2013_2kyu_11_07.jpg
 
 第一カレンダー修正伝え車と
 つづみ車を崩さないように
 巻真を組み付けます。

6−08 かんぬき:注油
 かんぬきを組み付けてから
 おしどりとの接点に注油します。
 かんぬき自体、板バネのように働いてるので、組み付けしにくい部品です。
 跳ばないように注意しながら組み付けます。

6−09 おしどり

6−10 ステータ

6−11 コイルブロック
 どれも裏表を間違えないように。

6−12 コイルブロックネジ
 断線注意。 指でコイルをカバーしながら。

6−13 規制レバー:注油2013_2kyu_11_09.jpg
 裏表を間違えないように。
 組み付ける場所は、
 しっかり覚えておきましょう。
 地板の形状でも判断できるので、
 覚えておくとわかりやすいです。


6−14 小鉄車2013_2kyu_11_11.jpg

6−15 日の裏車

6−16 ローター

6−17 五番車

6−18 三番車

6−19 四番車:注油
 下ほぞ付近のそろばん玉に注油してから組み付けます。
 2013_2kyu_11_13.jpg
 表輪列が仮に組み上がりました。
 日の裏車、ローター、五番車、
 三番車、四番車の上ほぞに注油します。
 ほんのちょっとで良いです。
 輪列受けの上からも注油できます。

6−20 輪列受け:注油2013_2kyu_11_14.jpg
 位置を合わせながら、上からかぶせて
 矢印の 上ほぞ穴 に各輪列のほぞが
 入ったことを確認しながら
 慎重に押し込んでいきます。
 だいたいの位置があっていれば、
 ほぞ穴はテーパーになっているので
 自然に嵌ります。無理に押し込むのは厳禁です。

 このはめ込みが苦手な人が多いように感じます。

6−21 回路ブロック
 ダボにしっかり押し込みます。

6−22 電池プラス端子
 位置と方向は、電池を入れる部分の形状で判断するとわかりやすいです。
 2か所のフックを上から押し込んで、カチッとなるまで嵌め込みます。

6−23 電池プラス端子ネジ
 受けはプラスチックの地板なので、力加減は忘れずに。


 これで表輪列の組み付けは終了です。
 見事に分解の逆手順になってますが、注意点が増えてますね。

6−24 動作、消費電流確認
 表輪列が組み上がったので、作業に不具合が無いか確認します。
 具体的には
 四番車、二番車をピンセットでつついてみて他の輪列が動くことを確認。
 電池を入れてみて、正常に動くことを確認。
 巻真を操作してみて、0段、1段引き、2段引きで 
 日の裏車含む各輪列とおしどりが動くことを確認。
 0段にして、消費電流を確認。

 この段階で どれか1つでもダメなら
 原因はいろいろありますが
 基本的に地板まで分解、洗浄、乾燥、組立、注油をやり直しになります。
 構造的によく理解できていれば、必要箇所のやりなおしだけで済みますが。

 最後に毛ゴミなど無いか確認して、きれいな状態にしてから裏輪列に移ります。
 次回裏輪列と注油について。

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posted by BFN at 12:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事> 時計やおよろず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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