日記ご無沙汰のBFNです。 こんにちは。
さて、土日は仙台で遊べなかったのが悔やまれますが、致し方無し。
切り替えていきましょう。
ここ数ヶ月 職場で 時計修理技能士取得に勤しんでいたら
「え? BFNさん 修理できるの?」 ってなこと言われました。
偏見だなー。
時計修理技能士2級なら、同職場で他にも3人持ってる人居るっつーの。
(私よりもキャリアは長い)
ま、ここでも「しゃべりやすい」「頼みやすい」人 扱いな訳ですが。
とりあえず 故障原因を観る事はできるけど
部品交換はパッキンと電池とオイル挿ししかできないよ?
と伝えると 持ってくるんでお願いとのこと。
事例1:親の結婚記念の置時計

シチズン(リズム時計)製です。 年代的には40年モノ。
下の振り子は、電池交換で動きますが時計が動かないとのこと。
分解してモジュール周りを見てみると
電池ボックス周りに結晶が出てます。

明らかに電池の液漏れですね。
電極周りはSUS製で、腐食が進んでなかったので 比較的新しい模様。
拭き取って導通測定してみたら、通電なし。
コイルは通電しましたが、

回路部の接点付近が腐食で膨らんでます。
これは・・・ダメだな。
電池の液漏れは強アルカリなので、腐食性が強いです。
置き時計みたいに長時間放電する機械には
アルカリ電池はヤメテあげてと注意。
という訳で、モジュールごと交換を進言。
純正モジュールは7年のモデルチェンジらしく
同じものは絶望的に手に入らないので、現行の同等品(時計)と
モジュールのみ交換しました。
結果的に針のデザインが若干変わることになりましたが
それでもOKということで。
実費だけ2,000円もらいました。
事例2:腕時計が電池切れで動かない
メンズでカーボン文字板の腕時計。
ケース裏がプラスチックなので、シチズンの初期型電波時計らしい。
文字板の見返し部分(文字板の縁)の形状と特徴から
エコドライブ(光発電)っぽかったので
1日 日光浴させました。
無事起動確認。 分解も何もしなかったのでプライスレス。
事例3:腕時計のカレンダー合わせができない
レディース?サイズだったけど、ごっついベゼルが付いてる。
竜頭を回してみようとしたら、動かない。
・・・ベゼルのはじっこに「DIVERs 200m」の表示! 20気圧防水ってことは・・・・
ネジ回しして竜頭の防水を確保する「ねじ込み竜頭」でした。
ネジロックを外してから、2段引きできることを確認して
カレンダーをあわせてみる。 上手く行きました。
使い方を説明して、時間合わせもして引き渡し。
同じく 分解も何もしなかったのでプライスレス。
ちょっと昔なら、同レベルのことができませんでしたが
今はできるという 嬉しさ はありますね。
あと、今回気になった小ネタは、別記事で書いてみますか。

