こんにちは BFNです。
さて、鍔が入らないことを確認したので
刀身の茎(ナカゴ)と、鍔の茎穴(ナカゴアナ)とのそれぞれに
「調整」を入れます。
茎は、以前書いたように
【造形・連載】 模造刀の分解・手入れ・改造〜第5回
http://sariel-factory.seesaa.net/article/206510267.html
きつく引っ掛かるところを削って、

比較的抜き差ししやすくします。
今回は峰側だけ研磨ですかね。
それでもコミック鍔は入らなかったので、
茎穴の峰側も少々拡張。
裏面に よくわからない突起物が付いていたので、
そちらも削り落とすと
やっと仮組みできる程度に寸法が合いました。
柄は削らずに済みましたので、縁金の調整も最低限で済むかなー?
鍔の裏面には広範囲に研磨が入りましたので

この後、鍔表面の塗装を一度剥がして
再塗装しましょうかね。
目釘、鞘も合わせて全体の動作確認をしてみます。

良さそうだったので、柄糸をバラしてみましょうか。
ついでに柄糸染色。

平紐と言っても袋状の帯なので、
煮ると しつこく浮いてきます。
このあとステンレスのザルで落とし蓋しました。
今まで調理用の熱電対型温度計を使っていましたが
今回は非接触型の赤外線温度計を採用しました。
しばらく使用感を試したいと思います。
前回の染色実験の結果を見て
依頼者からの「1/20濃度染色」が出てきたのでやってますが
途中、染色剤がほとんど平紐に吸着されてしまったので
若干の染色ムラできたかな? ということになってしまいました。
布の量に対して、十分な染色剤が無いと
濃淡が局在化するみたいです。
今後は気をつけませう。
さて、柄糸をバラして縁金、柄頭の加工に入りましょうかね。



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