2011年06月02日

【造形・連載】 模造刀の分解・手入れ・改造〜第5回

 また仕事忙しくなってきたなぁ・・ それと7月から輪番休日だとさー・・・
こんばんは、BFNです。


 さて第5回。 柄(ツカ)から茎(ナカゴ)を抜いてみよう。

 これも安っすい模造刀の特徴ですが
茎を柄に入れるとき、強引に叩き入れている場合が多いです。
容易に刀身が抜けないようにするための安全策でもありますが
まぁ 工程削減でしょう。

 どうも造りを見てみると、本来の刀と異なり、柄に茎を叩き入れてから
まとめて目釘穴を開けているようです。
調整の必要が無い分 容易に抜けないわけです。
 
 なので、柄から茎を抜く時は相当な力が要ります。
今回は、抜き方を2種類紹介ということで。

 一つ目の方法は 力技。20110525_1.jpg
撮影協力 近所のオタでニートのかずぃ君。

 画像のように持ち、脇を締めて固定し、
柄を「前」に引っ張りながら「上下」に振ります。
ちょっとでも柄が動くようなら
繰り返しで抜くことができます。
けっして表裏方向に振ってはいけません。 ぶれてもダメです。
多分取り返しがつかなくなります。


 二つ目の方法は 道具利用で。20110525_2.jpg

 画像のように鍔に厚めの当て布をして
刀身を上にして持ち、
当て布の上から鍔をハンマーで叩きます。
 思いっきり叩くと鍔が歪みますのでやめましょう。
接着して無い限り 繰り返せば抜けてくる。
・・はず。
(接着してても抜けるけど)

 力加減は・・・
20cmの高さからの自然落下ハンマーの2倍〜3倍くらい
(わかりにくい)
 柄を上にした方が持ちやすいかもしれませんけど、私は痛い思いをしました(爆)
非力な女性だと、こちらの方法なんだろうなぁ。

 鍔の全周をまんべん無く叩く感じでやりましょう。
上下方向のみで叩くと抜けやすいですが
鋳物の鍔が耐えられないことも有るようです(叩きすぎ?鋳物って変形しやすいです)


 一度柄から茎を抜いても、元に戻すときに苦労します。
なので私の場合、ここで一度「調整」を入れます。
 
 具体的には、柄の中をのぞいてみて20110415_6.jpg
茎が引っかかっていた部分は、
プラスチックが削れてたり
つぶれてたりしていますので
茎のその部分にヤスリをかけて
抜き差しやすいようにしてしまいます。
 
 そんなことをしなくても、
10回程度分解−組立を繰り返せば、それなりに緩くなりますが。
元には戻せなくなる工程なので、詳しくは書きません。

 ↓ 程度で。

 茎ではなく、柄の中の方を削った人がいますが「その手があったか!」
と一瞬だけ思いました。 やらないけど。
(理由は自分でやってみて体感しましょう(意味深))

 この模造刀の場合、柄(ツカ)の中を覗いてみると
左上図の赤丸3箇所が強く削れていたので、そこが当っていた場所と判断し
上(峰側)は表裏方向 合わせて1mmほど薄く(表0.5mm、裏0.5mm)
下(刃側)は上下方向で 1mmほど削りました。

 何度か抜き差ししながら、「ちょっとキツイけど素手で作業できる」ってとこまで削りました。
削りすぎると、組み立ててもカチャカチャ動くようになってしまうので、削りすぎには注意です。


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この記事へのコメント
突然のコメント失礼します。
これって、二度と分解しない場合も削ったほうがいいのでしょうか?あと、戻す場合も教えてもらえるとありがたいです。
Posted by りか at 2017年03月19日 12:36
はじめまして りか様。

>二度と分解しない場合

個人的には、そのままで戻せるかどうかでの判断で良いかと思います。
おそらく そのままもとに戻す場合、
叩き込むような作業が必要そうなら、削って作業を安全に簡便にできるように。
そこまでしなくても戻せそうなら、削らない。

元に戻す作業は、基本的に逆順の作業でできるかと。
茎に鍔を嵌めて(表裏間違えないように)
茎を柄に入れて、目釘穴を見ながら位置合わせ。
目釘穴が 柄表−茎−柄裏 で揃ったら目釘を差し込んで固定。
って手順ですかね。

茎を柄に入れたとき、きつくて目釘穴がそろわない場合
上記のように茎を削るか、
何か硬い土台に布なんかの干渉物を引いて、
切っ先を上にして柄頭を強めにたたきつけるようにすると
徐々に茎が柄の中に入っていくこともあります。


Posted by BFN at 2017年03月19日 20:25
返信ありがとうございます。
丁寧に説明していただきありがとうございました。
また、質問してしまったらごめんなさい。
Posted by りか at 2017年03月22日 20:59
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