急に残業が無くなった。 こんにちは BFNです。
前回の連載を見て某人から
「 方向の説明すんなら 先に部品名称の説明くらいしろや デコ助ぇ
鐺(こじり)っつっても しろーとに解かるかよぉ (意訳(笑)) 」
と、お言葉をいただきましたんで ちと失敗したなー と反省。
今回は部品、部位の名称です。
若干、今更感がありますが ここでの説明に使うための名称です。
拵え(こしらえ)とか、年代とかの呼び方はしませんので よろしくです。
1鞘(サヤ) : 刀身部分を納める筒状部分。 木製が主。
鐺(コジリ) : 鞘の先端の閉じている方の部分。 金具が付く場合もある。
3鯉口(コイクチ): 刀身を出し入れする、鞘の口部分。
4下緒(サゲオ) : 鞘を帯に付けるための紐。 装飾であることが多い。
刀身(トウシン): 刀本体のうち、鞘に納まっている部分。
6峰(ミネ) : 刀本体のうち、切れない方。 棟(ムネ)とも呼ぶ。
7刃(ハ) : 刀本体のうち、切れる方。
刃紋(ハモン)と呼ばれる焼入れ模様が付く場合が多い。
8ハバキ : 常用漢字で出てこねぇ・・刀身が鞘から
抜け落ちないようにする部品の一つ。
9鍔(ツバ) : 刀身と柄の間にある部品。
柄を握る手を防御するもので、これ単体で美術品とすることも多い。
10切羽(セッパ) : 鍔に添えるられる金具。
これの厚さで刀身がグラつかないように調整する。
11縁(フチ) : 柄の鍔側の先端。 縁金(フチガネ)と言う金属部品が付く。
12柄(つか) : 刀本体のうち、茎を納めて刀を握る為の部分。
13柄巻き(ツカマキ):柄を鮫皮で包み、柄糸で巻いた部分。色々な装飾がある。
柄糸(ツカイト): 柄を巻いたひも状のものの総称。巻き方には流派(?)があり
革や竹(皮)なども使われる。
15茎(ナカゴ) : 刀本体のうち、柄に納まっている部分。
通常、刀匠の銘や鑑定履歴が刻まれ、句などが刻まれることも(嘘)。
16目釘(メクギ) : 刀身を柄に固定する棒状の部品。
17目釘穴(メクギアナ):目釘を通す穴。 目釘孔とも書く。
18目貫(メヌキ) : 目釘の頭を装飾する部品。 模造刀の場合、その限りではない。
柄頭(ツカガシラ):刀身とは反対に位置する、柄の先端。
通常は金具の部品が付き、その部品のことを言う場合が多い。
こんなところで。 柄下地とか小柄とか栗形とかは別の機会にでも。
次回 使用道具ー。
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