2011年04月14日

【造形・連載】 模造刀の分解・手入れ・改造〜第2回

 急に会社の生産ラインが2直体制になって、派遣の人がいっぱいになった・・
急に残業が無くなった。 こんにちは BFNです。


 前回の連載を見て某人から
「 方向の説明すんなら 先に部品名称の説明くらいしろや デコ助ぇ 
 鐺(こじり)っつっても しろーとに解かるかよぉ (意訳(笑)) 」
と、お言葉をいただきましたんで ちと失敗したなー と反省。

 今回は部品、部位の名称です。


 若干、今更感がありますが ここでの説明に使うための名称です。
拵え(こしらえ)とか、年代とかの呼び方はしませんので よろしくです。

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 1鞘(サヤ)   : 刀身部分を納める筒状部分。 木製が主。

  鐺(コジリ)  : 鞘の先端の閉じている方の部分。 金具が付く場合もある。

 3鯉口(コイクチ): 刀身を出し入れする、鞘の口部分。

 4下緒(サゲオ) : 鞘を帯に付けるための紐。 装飾であることが多い。

  刀身(トウシン): 刀本体のうち、鞘に納まっている部分。

 6峰(ミネ)   : 刀本体のうち、切れない方。 棟(ムネ)とも呼ぶ。

 7刃(ハ)    : 刀本体のうち、切れる方。
          刃紋(ハモン)と呼ばれる焼入れ模様が付く場合が多い。

 8ハバキ     : 常用漢字で出てこねぇ・・刀身が鞘から
          抜け落ちないようにする部品の一つ。

 9鍔(ツバ)   : 刀身と柄の間にある部品。
          柄を握る手を防御するもので、これ単体で美術品とすることも多い。

10切羽(セッパ) : 鍔に添えるられる金具。
          これの厚さで刀身がグラつかないように調整する。

11縁(フチ)   : 柄の鍔側の先端。 縁金(フチガネ)と言う金属部品が付く。

12柄(つか)   : 刀本体のうち、茎を納めて刀を握る為の部分。

13柄巻き(ツカマキ):柄を鮫皮で包み、柄糸で巻いた部分。色々な装飾がある。

  柄糸(ツカイト): 柄を巻いたひも状のものの総称。巻き方には流派(?)があり
          革や竹(皮)なども使われる。

15茎(ナカゴ)  : 刀本体のうち、柄に納まっている部分。
          通常、刀匠の銘や鑑定履歴が刻まれ、句などが刻まれることも(嘘)。

16目釘(メクギ) : 刀身を柄に固定する棒状の部品。

17目釘穴(メクギアナ):目釘を通す穴。 目釘孔とも書く。

18目貫(メヌキ) : 目釘の頭を装飾する部品。 模造刀の場合、その限りではない。

  柄頭(ツカガシラ):刀身とは反対に位置する、柄の先端。
          通常は金具の部品が付き、その部品のことを言う場合が多い。


 こんなところで。 柄下地とか小柄とか栗形とかは別の機会にでも。


 次回 使用道具ー。

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