当たって欲しくなかった オリエントの46943でした。
(去年までセイコー7S26)
クォーツは変わってませんでしたね。
溜め込み始めた経験値が崩れるのを感じます。
そして、新しい困難にワクワクしてる自分もいます。
「ジャッジはドM」という名言が頭に浮かびます(笑)
さて、あらためて時計の入手から行きますか。
今回は裏輪列の組み立てと注油です。
分解は素直にできる部分ですが、組み立ては要所にトラップ(笑)があります。
それでも時計としては比較的簡単な部類ですので
「壊さないように」だけ心掛けましょう。
7.裏輪列組み立て+注油
7−01 地板:注油

矢印の3か所に日車のガイドに沿って
窪みがあります。
ここに注油。 油溜りを作ります。
それと第二カレンダー修正伝え車が入る窪みと
筒車パイプ部に注油しておきます。
7−02 日回し車
7−03 筒車
7−04 第二カレンダー修正伝え車
7−05 カレンダー修正車
7−06 日ジャンパ:注油
日ジャンパはバネになっているので、跳ばさないように。
7−07 日車

そのまま上から嵌めようとすると、
日ジャンパの噛み合い部分が邪魔して
嵌めることができませんので工夫が必要です。
日ジャンパの時に言及した
プラスチックの段差がつぶれていると
何回やっても日ジャンパが跳びますので
日ジャンパ・・・結構注意が必要です。
7−08 日車押え

入れる順番は、外すときの全く反対の手順です。
ステンレス板に記載のポッチ3か所を押しながら
右回しに3か所、引っかけ部分に入れ込んでいきます。
裏表は・・・間違えませんよね?
しっかり嵌め込んだら、竜頭を1段引いて
日車が回ることを確認します。
日ジャンパがカタカタ言いながら 小気味良く回るのを初めて見ると
ちょっとテンション上がります。(<私だけ?)
7−09 曜修正伝え車
7−10 曜車

裏周りで一番癖のある曜車の組み付けです。
曜車の歯車外周付近に開いている
2か所の貫通穴から確認しながら
曜修正伝え車にも嵌め込んでいきます。
7−11 曜車止め座
7−12 文字板
最後に文字板の足を圧入して終了。
文字板の表面に 指紋とか汚れはつけないように注意。
裏輪列終了。
さて次は・・・要望があったら「針付け」の説明しますか。

